Q.「納品書」をインボイスとする場合はどうすればいいですか?
Q.納品書をインボイスとする場合はどうすればいいですか?
この記事では、「納品書」をインボイスとする場合や、[売上伝票]メニューの[F2:納品書発行]から「納品書 兼 請求書」を発行している場合の対応方法をご案内します。
A.納品書に適格請求書・適格返還請求書に必要な項目を追加します。(STEP2)
また、インボイス制度の端数処理のルールを満たすために、
請求先の税額通知を「6:明細伝票単位」または「0:伝票単位」に設定します。(STEP3)
納品書をインボイスとする場合は、以下の STEP2・STEP3 をご確認のうえ設定してください。
STEP 2 適格請求書に必要な項目を請求書に出力する
💡7月中 👥全員 ⏰10分
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適格請求書・適格返還請求書の要件に必要な項目を納品書に出力できた |
また、返品や値引きの取引がある場合は、適格返還請求書に必要な項目も追加します。
具体的な設定手順
1.自社のインボイス登録番号を登録する
自社のインボイス登録番号を請求書に出力するために、[会社機能設定]メニューで自社のインボイス登録番号を登録します。
- [導入処理 - 運用設定 - 会社機能設定]メニューを選択します。
- [F9:修正]を押します。
- インボイス設定で「インボイス登録番号」を入力し、[F12:登録]を押して登録します。
「開始日付(2023.10.1)」より前の請求書でも、自社のインボイス登録番号は印字できます!
インボイス登録番号は、制度開始前に印字することが認められています。
得意先への事前通知の目的もありますので、今登録をしておくようにしましょう!
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Q.この開始日付は何に影響するんですか? A.こちらの開始日付は、「統一方法」や「値決め時の端数処理」など、インボイスに関わる 消費税計算のチェック等をシステムで開始する日付です。施行日となる「2023年10月1日」を 指定しておきましょう。インボイス登録番号の印字には影響ありません。 |
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Q.インボイス登録番号の下にある「統一方法」や「値決め時の端数処理」はこの段階で登録する必要はありますか? A.このタイミングでは、設定する必要はありません。 STEP4の「その他の細かい要件に関する設定を行う」で設定していきますので、 今は初期値のまま進めましょう |
2.自社がオリジナルフォームを利用しているかを確認する
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<前提> |
<オリジナルフォームを利用しているかを判断する方法>
オリジナルフォームを利用しているかどうかは、
[納品書]メニューで指定している「納品書フォーム」のコードを確認して判断してください。
- [販売管理 - 売上処理 - 売上伝票]メニューを選択します。
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[F4:前伝票]を押します。
- [F2:納品書発行]を押します。
- [出力設定]ページの以下の赤枠に指定されている「納品書フォーム」のコードを確認します。
フォームのコード フォームの種類 0001~0999 オリジナルフォームではありません。 1000~9999 オリジナルフォームです。 Q.以下のように「得意先ごと」になっている場合はどこで判断できますか?
A.上記のようになっている場合は、[得意先登録]メニューの[販売]ページ「納品書フォーム」項目で
得意先ごとに指定されているフォームコードを確認してください。
※[得意先一括登録]メニューで「納品書フォーム」項目を出力すると以下のように一覧で確認できます。
3.【出力設定①】:自社のインボイス登録番号を出力できるようにする
ここではインボイスの出力要件「納品書に自社のインボイス登録番号の表示」ができるように設定をしています。
オリジナルフォームの利用有無によって手順が異なりますので、以下該当する方の手順をご確認ください。
◆オリジナルフォームを利用している場合
[オリジナルフォーム - 納品書座標登録]メニューで、インボイス登録番号が出力できるように設定します。
詳細な手順は、以下の動画をご確認ください。
請求書の場合の動画ですが、納品書も手順は同様です。
以下の項目を配置します。
「伝票ヘッド」-「自社情報」-「インボイス登録番号」
◆オリジナルフォームを利用していない場合
[売上伝票]メニューで、インボイス登録番号が出力できるように設定します。
- [販売管理 - 売上処理 - 売上伝票]メニューを選択します。
- [F4:前伝票]を押します。
- [F2:納品書発行]を押します。
- [項目設定]ページの「印字項目」にある「自社情報(インボイス登録番号)」にチェックを付けます。
- [プレビュー]ボタンをクリックし、インボイス登録番号が正しく表示されているかを確認します。
- [印刷]ボタンをクリックし、実際に印刷してみてインボイス登録番号が正しく表示されているかを確認します。
▼納品書を出力した際の完成イメージ
4.【出力設定②】:税率ごとの消費税額合計を出力できるようにする
ここではインボイスの出力要件「税率ごとに合計した消費税額および適用税率の表示」ができるように設定をしています。
オリジナルフォームの利用有無によって手順が異なりますので、以下該当する方の手順をご確認ください。
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こちらは過去に対応済みの方も多いかと思います。 |
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Q.消費税が10%の商品しか取り扱ってないのですが、それでも税率や消費税額の出力は必要なのでしょうか? A.はい。必要です。 Q.その場合、適格請求書には10%分のみ記載し、8%分の記載はしなくてもよいのでしょうか? A.はい。8%分の記載は必要ありません。 以下の手順に沿って出力するように設定をしていただければ、 自動で実際に発生した税率分のみ表示されます。 ( 税率8%の取引がなければ、実際に発行した請求書には8%分の項目は出力されません。) |
◆オリジナルフォームを利用している場合
- [オリジナルフォーム - 納品書座標登録]メニューを開きます。
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ご利用中の納品書を選択します。
※もしご利用中の納品書にいきなり反映させるのではなく、テストで確認したい場合は、
今利用している納品書フォームを複写してテスト用のフォームを作ってご確認いただけます。
(複写の方法も下記動画内でご案内しております。) -
オリジナルフォーム上で、税率ごとの消費税額合計と適用税率が出力できるよう項目を配置する
詳細な手順は、以下の動画をご確認ください。
請求書の場合の動画ですが、納品書も手順は同様です。
以下の項目を配置します。
「消費税額内訳」-「課税対象額」
「消費税額内訳」-「消費税合計(内税消費税+外税消費税)」
配置できる領域はピンクの領域(消費税額内訳)です。
◆オリジナルフォームを利用していない場合
[売上伝票]メニューで、税率ごとに合計した消費税額および適用税率が出力できるように設定します。
- [販売管理 - 売上処理 - 売上伝票]メニューを選択します。
- [F4:前伝票]を押します。
- [F2:納品書発行]を押します。
- [項目設定]ページの「明細領域印字方法」にある「税率ごとの消費税額」で「印字する」を選択します。
- [プレビュー]もしくは[印刷]ボタンを押して、税率ごとの消費税額が正しく表示されているかを確認してください。
▼納品書を出力した際の完成イメージ
5.【出力設定③】:適格返還請求書に必要な、返品/値引した商品の売上年月日を出力できるようにする
ここでは適格返還請求書(返還インボイス)の出力要件「返品や値引が発生した場合は、
いつの売上分(売上年月日)の返品・値引きなのかを明記する」ができるように設定をしています。
<適格返還請求書(返還インボイス)ってなに?>返品や値引きなど、売上に係る対価の返還を行う場合に発行する書類として 合計1万円以上の値引や返品が発生した場合、以下の要件を満たした返還インボイスを請求先に送る必要があります。 なお、適格返還請求書の発行形式は、以下の3つの形式が認められています。 ➡当システムでは[B]-②の形式で発行します。 <返還インボイスの発行方法>通常の納品書内にまとめて発行を行う方法のため、特別な発行方法はございません。 <返還インボイスの記載要件の対応>記載項目の要件として、
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■具体的な方法
「商奉行」で納品書に「返品/値引した商品の売上年月日」を出力する方法は全部で3通りあります。
■方法1:[売上伝票]メニューで、商品名欄の後ろに追記する方法
売上伝票を登録する際に、商品名欄に以下のように手入力する方法です。
摘要や備考などを利用せず、今の納品書フォームのままで対応できるため、最もかんたんです。
➡この方法で対応する場合は、設定は不要のためSTEP3に進みましょう!
■方法2:[売上伝票]メニューの「備考」欄に入力して、納品書に備考を印字する方法
売上伝票の備考欄に以下のように入力する方法です。
この場合は納品書に備考欄を印字する必要が出てきますので、
今備考欄を印字していない方は設定が必要です。
➡備考欄の印字設定を行いたい場合はこちら「Q:備考欄を納品書フォームに印字する方法を知りたい」をご確認ください。
■方法3:[売上伝票]メニューの「摘要」欄に入力して、納品書に摘要を印字する方法
売上伝票の摘要欄に以下のように入力する方法です。
オリジナルフォームを利用していない場合は必ず納品書に摘要が印字されますのでフォームの設定は不要です。STEP3に進みましょう!
オリジナルフォームを利用している場合は、今摘要欄を納品書に印字していない方は設定が必要です。
➡摘要欄の印字設定を行いたい場合はこちら「Q:摘要欄を納品書フォームに印字する方法を知りたい」をご確認ください。
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Q.売上時に値引きする場合も適格返還請求書が必要ですか? A.必要ありません。売上と返品/値引を同じ伝票日付で計上している場合は、返還に該当しません。 |
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最終チェックポイント💡
✅適格請求書の要件に必要な項目を納品書に出力できた
- 自社のインボイス登録番号
- 税率ごとに合計した消費税額および摘要税率
- 返品/値引した商品の売上年月日
STEP 3 消費税の端数処理方法(税額通知)を変更する
💡7月中 👥一部の方 ⏰5分
このSTEPでは、インボイス制度で定められた消費税の端数処理方法に変更するやり方や得意先への周知のポイントについてご案内します。
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インボイス制度では、消費税額の計算に関して端数処理のルールが定められ、 1つのインボイスにつき、税率ごとに合計した金額に対して消費税額を求める必要があります。 したがって、下記の左の図のように、今まで明細行ごとの消費税を計上していた場合は、消費税の端数処理方法を変更する必要があります。 |
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インボイス制度で定められた消費税の端数処理方法に設定を変更できた |
具体的な設定手順
1.当システムで変更が必要な設定を確認する
当システムでは、[得意先登録]メニューの[請求]ページにある「税額通知」という項目で
消費税額の計算単位を設定します。
こちらの設定が現状「1:請求書単位」/「4:明細単位」/「5:明細請求書単位」になっている方は、
インボイス制度の要件に沿った消費税計算方法にするために
「0:伝票単位」または「6:明細伝票単位」に設定を変更する必要があります。
| すべての請求先が「0:伝票単位」または「6:明細伝票単位」の設定になっている場合は、 消費税の端数処理方法(税額通知)の変更は不要です。こちらをクリックして次のステップに進みましょう。 得意先ごとの税額通知の設定をまとめて確認したい場合はこちらをご確認ください。 |
💡推奨の設定は「6:明細伝票単位」への変更です。
「0:伝票単位」「6:明細伝票単位」のいずれも売上伝票の合計金額から消費税額を計算するため、
適格請求書の要件を満たすことができますが、「6:明細伝票単位」では、明細ごとの消費税額が
仮計算されるため、管理資料で商品ごとの消費税額を確認することができるようになります。
また、「0:伝票単位」の場合は、消費税額を計上するために、消費税用の明細を入力する必要があります。
2.いつの請求分から変更するかを決めて得意先に周知する
まずは、いつの請求書発行分から消費税の端数処理方法を変更するか自社内で決めましょう。
スムーズに切り替えを行うためには、得意先側の準備なども加味して、制度施行直前ではなく、
遅くても9月分の請求書までには変更することをオススメいたします。
消費税の計算方法が変わります
そのため、取引がある得意先に対してできるだけ早めに周知をすることで、
インボイス制度開始後にトラブルなく運用ができます。
いつの請求分から変更するか決まったら、得意先に周知をしましょう。
得意先への周知で活用できる案内文のテンプレートをご用意いたしましたので、ぜひご利用ください。
3.得意先の消費税の端数処理単位(税額通知)を一括で変更する
変更の必要がある得意先の「税額通知」を変更します。
さきほども記載しました通り、「6:明細伝票単位」への変更がおすすめです。
[請求書発行]メニューで請求書発行を行っている得意先の場合は、[得意先]メニューの「税額通知」は、変更したい月の前月の請求書発行が終わったタイミングで変更してください。
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例)15日締めの得意先の場合 9月分の請求書から変更後の計算方法で請求書を発行したい場合は、 8月分(7/16~8/15)の請求書発行を実施した後で変更します。 |
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Q.請求書発行を行う前に、翌月分の売上伝票の入力が始まっていますが、その売上伝票の税額通知はどうなりますか? A.変更は反映されないため、売上伝票の税額通知を変更する必要があります。 売上伝票の税額通知を変更する手順は「Q.登録済の売上伝票の税額通知を変更したい」をご確認ください。 |
[請求書発行]メニューで請求書発行は行わず、[売上伝票]メニューの[納品書発行]ボタンで「納品書 兼 請求書」を発行している得意先の場合は、任意のタイミングで変更して構いません。
<具体的な設定手順>
[得意先一括登録]メニューの一括変更機能を利用して、対象の請求先について設定を一括変更します。
※事前に必ずバックアップを取ったうえで行ってください。
- [導入処理 - 得意先登録 - 得意先一括登録]メニューを開きます。
- [新規]ボタンをクリックします。
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条件を以下のとおり設定し、[画面]ボタンをクリックします。
- [基本設定]ページ
・「編集する」にチェック
・パターン名 :わかりやすい名称を入力(例:得意先一括登録 インボイス)
・処理区分:「修正」を選択
・集計範囲:
└「利用状態」を選択して「1:有効」に設定
└「締日区分コード」を選択して自社の締日を設定(例:15日締め)
└「税額通知」を選択して現在の設定を選択(例:「4:明細単位」) - [出力設定]ページ
選択項目から以下の項目をダブルクリックし、選択済項目に移動
・「得意先名1」
・「税額通知」
- [基本設定]ページ
- [F9:一括変更]を押します。
- [F7:全選択]ですべての得意先にチェックを付け、[F12:選択終了]を押します。
- 「税額通知」にチェックを付け、変更後の値「6:明細伝票単位」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
- すべての請求先の税額通知が変更されたのを確認し、[F12:登録]を押します。
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Q.請求書発行を行う前に、翌月分の売上伝票の入力が始まっていますが、それでも請求書発行後に得意先マスターの税額通知の変更した方が良いのでしょうか?
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Q.売上集計表や売掛金残高一覧表などの管理帳票で、消費税額が一致しない、または消費税額が表示されない
Q.「税額通知に明細単位が指定されています。 インボイス対応のため、他の税額通知に変更してください。」のメッセージが表示されて伝票を登録できません
Q.税込の商品と税抜の商品がある場合はどうしたらいいですか?
Q.税込・税抜が混在するときのケース別の計算過程の詳細が知りたい
Q.スポット得意先の場合は「税額通知」は何に設定したらいいですか?
最終チェックポイント💡
✅納品書を適格請求書とする請求先の税額通知を「6:明細伝票単位」または「0:伝票単位」に設定できた